4月21日(木)に具志アンデルソン飛雄馬氏(「多文化共生NPO世界人」理事長)による講演を聞きました。日本に移り住んだ時に受けたいじめ、非行、更正、人との出会いなど、経験されたことやそこから感じ取られたことをリアルに語っていただき、多様な背景を持つ人々とどのように共生していくべきかということを教えていただきました。また、困難に負けずあきらめずに夢をかなえていく勇気をもらいました。
<生徒の感想>
○自分の弱さや中途半端な考え方に気づいた講演だった。具志さんが前に立たれた時、「え、外人じゃないやん」という声が聞こえた。その時は聞き流したけど、講演後はその一言で人を傷つけることもあるのだと思った。自分の考え方、価値観からうまれた思いや言葉が人と合わないこともたくさんあるから、意識しなくてはいけないと思った。最後のメッセージや途中の言葉の中で考え直したことがたくさんあるから、今の気持ちを忘れないでいこうと思う。まずは自分のしたいことを明確にして、それにむかっていきたい。
○文化の違いや「外人」だからということで、学校や社会で差別を受けているというのは本当につらい現状だと感じた。リアルな実体験の話を聞くことができてとてもよかった。これから先、日本は国際化がすすんでいく中で、自分の物差しで回りをはかるのではなくて、一人一人違う物差しを持っているのだということを理解してゆかなければならないと思った。将来、さまざまな文化の人々と共生できる社会になれば、と思った。
○自分を大事にできて初めて人を大事にできるというのは、当たり前のことだけど実現は難しくそれほど大切なことだと思う。個人的には「人を傷つける権利はない」という言葉が印象に残った。私は小学生の時、一人でいるのが好きで自己中心的な性格だったから知らない間に人を傷つけていたこともあり、だからこそ本当にそう思うし、自分自身を傷つける権利もないのではないかと思う。
○今日の講演では心に残ったのは「苦労と挫折があるから幸せがある」という言葉で、私も挫折まではいかなくてもそれに似たことはたくさんあったから、それも成長できるチャンスだと思ってこれから頑張りたいと思った。
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